2009年08月25日

日本と独逸の工業製品を比較する

お茶の水の、楽器屋に、買い物にいったところ、ショーケースの中に
みょうなオーラを放つ中古トランペットがあるのを発見しました。
今はもう、管楽器から手を引いたKAWAIの隠れた名器「KTR-957」
です。これは、実はドイツのB&S社のOEMで、新品で15万は下らな
い高級機「B&Sチャレンジャー」であります。

kawaibs.jpg

店員に「こ、これ吹けますか?」と頼んで、吹いてみました。
たしかに、軽く吹くだけで図太い中低音がでて、高級感があります。
B&Sチャレンジャーが、36,800円という価格は、間違いなく安いの
ですが、そう何本もトランペット持ってても・・・と思い、その日は
帰りました。しかし、気になってしようがなく、再度試奏しました。

nikkanimp.jpg

けっこう、買う気まんまんだったのですが、改めて冷静に「扶桑歌」
の前奏部分を吹いてみると、そんなに画期的なすごい音が出ないので
あります。テクニックが無いのはともかく、もうちょっとすごい音が
でてもいいんではないかと、思いました。
限界に近い高音を多様するフレーズなので、難しいのは確かですが、
愛用中の、ニッカンインペリアルでも同程度の吹奏感で出せる気がし
たのであります。

ニッカンは、何十年も前にヤマハに吸収された古い管楽器メーカー
ですが、同社のフラッグシップモデル(でも、ヤマハで売られた際に
は中級機扱い)として、ごく一部で人気なのがインペリアルです。
なんとなく地金が薄くてすぐ凹むし、メッキもそれほど厚くないし、
現代の高級機とは比べるべくもない仕上げです。
B&Sの、妙に剛性感の高い堅牢な仕上げと比べたら、どっちが優れ
た楽器かは一目瞭然です。
なんといいますか、戦闘機にたとえるとBf109と零戦や一式戦隼の
ような感じでしょうか。
日本製にしては、故障も少なく、扱いやすいといわれているけど、
工業製品としての水準はたいしたもんではないのです。オイルは漏
れるし、剛性も低く、無理が効かない構造です。
しかし、なんとかギリギリ世界水準のモノをがんばってつくりまし
たという点は、評価したいとおもいます。
ニッカンインペリアルも、そういう楽器のような気がします。
使い方にもよりますが、小生としては、ニッカンインペリアルでも
10数万の高級機と比べ、それなりの満足度が得られることが判った
ので、KAWAI=B&Sを、買うのはおもいとどまったのであります。

おどろくほど、冷静ですね・・・。そうでもないですか?

2009年08月03日

管楽器が、きになってきになって・・・

音楽の歴史について、いろいろと調べていたら、見つけた本がこちらです。

ブラスの快楽―世界の管楽器CDガイド600

CCBの関口誠人の兄だそうです。どうでもいいことであります。
管楽器を使った音楽の歴史を、まずトルコ軍楽からスタートさせているところに
興味をもちました。その後、戦争を通じて、欧州に伝わった軍楽隊が発展・民間
に普及して、今の吹奏楽になったということのようです。そしてフランス領だっ
た南部アメリカに伝わってジャズが生まれて・・・というあたりは、比較的よく
知られている部分であります。
紹介している音源も、トルコ軍楽から、各国マーチングバンド、吹奏楽、ラテン
アメリアやアフリカの音楽、ジャズ、ロック、チンドンまで、多岐にわたってお
ります。お雇い外国人から伝わった日本の軍楽〜吹奏楽や、ジャズ、スカ、ラテ
ンなどの現在のシーンについても、比較的詳細に書かれております。
大勢をこうふんさせるのに、管楽器と打楽器の組み合わせが、最強だということ
がわかる書籍でありました。
各国の軍隊はあいかわらずいにしえの行進曲を使用しているわけですが、最近は
街宣車が、大量生産品のパチンコ屋系トランスをけたたましく流しながら走行し
ていることがあります。彼らは、何を考えてその選曲をしたのか、聞いてみたい
のですが、話が通じそうにないので、いまだ聞いたことがありません。大衆を熱
狂させて、こうふんが止まらない状態にするのが主目的というところで、共通項
を見いだすようなことは、まずないでしょう。

2009年05月16日

豹と暮らす男

ひさびさに、Type3のオイル交換をしにいきました。
いつものエレキギターとオーディオが好きな油屋さんです。
もう、シングルグレードの30Wと40W(オイルの固さを表し
ます)が在庫限りで無くなってしまったらしく、20W-50W
もなくなるから15W-40Wになると言われてしまいました。
不安で不安で・・・。大丈夫だ、見たところ固さはかわら
ないと店主はいうのですが。

前回は、ギター談義にスイッチを入れてしまったのですが、
今回も覚えていたみたいで、自主制作CDをくれました。
もう、うれしくて・・・(・∀・)

sinano.jpg

一曲目から、いきなりSTYXのカバー。
しかし、主人は解説の中で、嫌いな言葉に「カラオケ、
カヴァー、アンプラグド」をあげています。
タイトルではリミックスと表記してます。。
でも、猛烈に60年代エレキサウンドです。
ポールヤング、泉谷しげる、西岡恭蔵のカバーが入って
いたりします。いや、カバーじゃないんですよね・・・

ボーナストラックが11曲もはいっていて、愛犬クリちゃ
ん(いつも店内をうろうろしている犬)へのみょうに熱い
思いをうたった曲が、特に良いです。
いぬかわいいよかわいいよいぬ・・・という感じの
曲なのですが、これは聞かないとなんとも・・・
店主の人生が執拗にぎっしりと詰め込まれたCDです。
CKBとかが意識してやってることを、普通にやってる
かんじでしょうか。そうでもないですか・・・